欧州と日本 2011 7 18

 私は、2011年6月26日に
「欧州の電力事情」について取り上げました。
これは、大事なことなので、もう一度掲載します。
 欧州の電力事情を考える時は、
欧州の国々が陸続きであることを忘れてはいけません。
つまり、電力を輸入することができるのです。
 そういうわけで、日本は、単純に、
欧州のエネルギー政策を真似することはできないのです。
 欧州になくて、日本にあるものは何か。
それは、「水の力」です。
 欧州の人たちから見れば、
日本の河川は、まるで滝のように見えるでしょう。
欧州の河川は、ゆっくりと、なだらかに流れているのです。
それに比べれば、日本の河川は、急流と言えるでしょう。
 日本は、台風や大雨による水害に対する「治水」を考えると同時に、
「水力」も、さらに利用していくべきです。
 民主党政権は、治水を軽視していますが、
それが原因で国民に大災害が出ないことを祈るばかりです。
 荒れる地球。
昔に比べて、風水害は、もっと大きなものとなるでしょう。

欧州の電力事情 2011 6 26
 欧州の電力事情を考える時は、
欧州の国々が陸続きであることを忘れてはいけません。
つまり、電力を輸入することができるのです。
 さて、日本経済新聞から重要な記事を引用しましょう。
以下の記事は、6月14日頃の記事だったと思います。
(以下、引用)
「欧州の原発依存変わらず イタリアの脱原発選択」
 ドイツやスイスに続き、イタリアも脱原発を選択した背景には、
電力市場の自由化が進んでいる欧州特有の事情がある。
送電網の整備により、不足時には電力を融通しあえるため、
原子力政策の違いによる影響を抑えられる仕組みができている。
 恒常的に電力が不足しているイタリアは、
これまでも隣国のフランスから電力を購入してきた。
フランスは電力の7割以上を原子力発電に頼っており、
今後も原発の増設を進める計画。
 脱原発を決めた国の隣では、
他国への売電を目的とした原発が増えるという二極化が鮮明になりつつある。
欧州の原発依存は変わらない。
 イタリアは1986年の旧ソ連のチェルノブイリ原発事故を受け、
原発をすべて停止した。
この結果、コストの高い火力発電の比率が増えた。
イタリアの産業向け電気料金は100キロワット時当たり13.7ユーロと、
欧州連合(EU)平均の10.2ユーロを大幅に上回り、
フランスの2倍強の高水準にある。
 ベルルスコーニ政権は電気料金下げによる産業競争力向上も視野に
原発再開を模索したが、高電気料金構造が続く。
産業界の懸念はくすぶる。
(以上、引用)


















































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